英語版(海外版)Windows10で日本語入力できない

英語版(海外版)WindowsのLanguageにJapaneseを追加しても、"Japanese IME is not ready yet"という警告が出て、日本語入力できない(日本語IMEが使えない)ときの原因と解決策を紹介します。

原因

英語版(海外版)WindowsのLanguageにJapaneseを追加しても日本語IMEが使えないのは、「非日本語版Windowsでは、日本語標準辞書ファイルをインストールできない」というバグがあるためです。

解決方法は、日本語版Windows PCをお持ちかどうかで変わります。

現象の確認

英語版(海外版)Windowsのタスクバーで、日本語IMEを有効にし、[A]ボタンを右クリックします。

[Hiragana]を選んでも、ひらがなを入力できるようにならなければ、日本語標準辞書ファイルSDDS0411.DICが入っていません。

日本語版Windows PCをお持ちの場合の解決策

日本語版Windows PCでC:¥Windows¥IME¥IMEJP¥DICTSにアクセスします。SDDS0411.DICなど拡張子.dicのファイルを、英語版Windows PCのC:¥Windows¥IME¥IMEJP¥DICTSにコピーして、再起動します。

これで日本語IMEは動くようになりますが、漢字変換できない場合があります。そのときは、タスクバーでIMEを日本語IMEに切り替えてから、[A]または[]を右クリックして、[Properties]を開きます。
[Advanced]をクリックします。
[Repair dictionaries]をクリックしてから、再起動します。
これでも日本語IMEがまだ正常に動作しない場合には、Startメニュー -> Settings -> Time & Language -> Language -> Japaneseを開いて、[IME default settings]を[Restore]してから、再起動します。

日本語版Windows PCをお持ちでない場合

残念ながら、Microsoftの日本語IMEをインストールできる可能性はほぼありません。代わりに、Google日本語入力(IME)をお薦めします。使い勝手は、Microsoft IMEとほぼ同じです。

それでもMicrosoft IMEを試してみたい方には、Microsoftが提供しているオンデマンドの日本語入力パッケージのインストール方法を紹介します。

(スタートメニューをクリックして)タスクバーの検索窓にCommand Promptと入力します。検索結果の[Command Prompt]を右クリックして、[Run as Administrator]をクリックします。コマンドプロンプト画面に、以下のコマンドを入力します。

DISM.exe /Online /Add-Capability /CapabilityName:Language.Basic~~~ja-JP~0.0.1.0

これでオンデマンドの日本語入力パッケージのダウンロード、インストールが始まります。しかし、Windows10バージョン20H2以降では、おおかたエラーになるはずです。うまくいった方は、👇コメント欄で秘訣を教えてください。

English

Please see the solution for "Japanese IME is not ready yet" in English.

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1 コメント

  1. ありがとうございました。
    おかげさまで日本語使えるようになりました。

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